シゲ部 世界の話

今週の一曲でございます。えーそうですね、あのー毎年やってるんで、ちょっとまだ感想届いておりませんが。ソロのね、話をしようかなと思います。
えーーーいや、大変だったな(笑)結構短い期間でつかっ…作ったんですけど。まぁあの、WORLDISTAってアルバム名を聞いて、タイトルが先に「世界」にしようっていうとこから考えたわけですよ。それはなんか、WORLDISTAって、当然VRの仮想空間の話になっているんで、広い世界になるなって思っていたんですけども。
一方でほんとになんていうんだ、一人の人間としての世界。僕世界って入ってる曲そもそも結構好きなんですけど。
んーでまぁ、自分を巡る世界。遠い世界じゃなく、まぁ歌詞にもありますけど、半径数メートルの世界。っていうところを、まぁ、なんかいつも僕はわりと遠いテーマでね、あやめとかもそうだし、氷温なんかは描写の多いものでしたけど、そういうものを作っていたので。星の王子さまとか。ちょっといつもそれこそコンセプチュアルなソロが多かったなかで、自分の生の声を。それこそ今31になって、まぁ小説家としてもやらせてもらって、自分の言葉で世界を歌ったら。って。個人的にもどうなるんだろうかっていう楽しみがあって、まぁそんな中で作っていったので、逆に言えば自分の思いみたいなものをこう、歌詞にあてはめていくんで意外とすぐできっていうところも実はちょっとあって。
じゃあ曲をどうするか。なんとなーくこんな感じかなってのはあって。だからこんなことかなーみたいな感じで歌詞つくりつつ。最後まで曲の方向性は迷っていたんですけどね。おしゃれな方にするか泥臭い方にするか。最終的にそれの折衷案みたいなのになったんですけど。
それでーー自分…まぁ今回はギターの音が。今回はギターの音がわりとジャギジャギ。フォーキーな匂いがするものにしようかなと、その方が世界って感じするじゃないですか(笑)なんか(笑)自分を巡る、弾き語ってるようなイメージで。ちょっと作ったらどうかなーというところで。今回は打ち込みなんかもほぼせずに、完全にギターでデモを作ったんですよ。
ほんででもねシンプルなコードで最初作るってのもあったんだけど、コード。僕すごい好きな歌があって、ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス、グローヴァー・ワシントン・Jr.って聞いたらきっとわかると思うんですけど。ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アスってそれのコード進行があって。それはもうよく使われてるわけですよ。ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アスず進行っていうのがあるわけですよ。
そのコード進行で曲作りたいなと思ってとにかくループで。その時点でわりとおしゃれにはなってしまうなぁ、とは思ったんですけど、でもまぁそれはそれでいいか。でも、やっぱうまくはまんないとかっこよくならないんで。まぁ迷いつつもなんとか形にはなった訳なんですけどね!
やっぱりちょっとこう世界なんで(笑)雨ざらしって歌詞ありますけど。雨の音からはじまったりそういうね。なんか。過酷な。辛いけど、絶望と希望が一緒にあるような世界っていうか。
途中で動物の声とか動物の音とか。うまく歌詞にはめて使ったり、いろいろしてるんですけど。
あのーそうそう。途中、ザーーーっていうノイズみたいな音が結構象徴的に使われてるんですけど。あれは、いろんな。最初は動物の、ライオンとかヒョウとか動物の叫び声を加工してたんですけど。それプラス僕の叫び声も使うっていう。絶対聞いてもわかんないんだけど、素材として、めちゃめちゃマイクの前で叫ぶだけの時間とか、ア゛ーーーー!!!って叫んだのとかを加工して使って作ったんで。そういうストーリー的なとても楽しい。遊び心もね。やってて楽しい現場でしたね。
ギターも氷温と同じ石成さんに、弾いてもらって、味スタ…あいや、違う、あちらでも一緒だったあのーencoreでも来ていただいた石成さんに今回もベースの種田さんもだったりとか。ちょっとねぇなんかね、いや、、、うますぎるね!!笑 へっへ(笑)うますぎるよ!!って注文ね。もっと下手に弾いてくださいよ!!って注文ね。でもいいんだよなーーって葛藤もありましたよね。ギターの構成なんかもいろいろとやりとりしつつ。すごい楽しく作らせてもらいましたね。
そうそう結局、いつになく言いたいことを結構言えたし、自分のことを歌っているようで、聴いた人がなんか俺の歌だ!!って思ってくれたらいいなぁと。僕にとっての深夜高速みたいなさー。そういう感じになるといいなと思ってて。自分に対してのメッセージとして書いたつもりですけど、うん、それが誰かに届くといいなというところを含めて!
「貴様が世界だ」というところで。うん、これはいろんな意味を込めて。えーむしろここが一番最初に決まってたところでもあるんですけど。「貴様が世界だ」っていうのは、あなた自身が世界の中心だってところもあるし、世界に対して言っている、てところもある。対象が世界なのかあなたなのかっていろんな意味を込めて解釈できるように作りました。
我ながら結構割と急いで作った感じですけど、うん。言いたいことが言えた歌詞だったかなと思います。
プロデューサーは「振り返るには浅い人生を」ってところがいいなって言ってましたけどね。うん、
僕的にはドヤ顔で「ルリビタキ」っていれてたんですけど(笑)プロデューサーからするとドヤ顔が、ドヤ顔が過ぎるぞって言われてたんですよね。ちょっとおもしろ、遊びも入れつつね。まぁルリビタキを知らない人は調べてほしいなと思いますけど。まぁなんか平和の象徴みたいな意味で、まぁ辛い中でも遠くに見える希望みたいなものが伝わると、生きていけるかなーー!なんていうね。
皆さんの、僕が作った曲でありますけど、皆さんの曲になったら嬉しいなといつになく思える曲ができました。はい、思いを込めて作ったんで、えー是非聴いてください。加藤シゲアキで、世界。