シゲ部 社会の話

✉突然ですが!(おーちょっと真面目な話が来ましたね。)憲法改正で2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられます。それにより今年18歳になる私は来年4月に自動的に成人になります。タイミングが悪かったとしか言えませんが、自分の誕生日で成人したかったので、正直このタイミングでの憲法改正に複雑な気持ちです。しかし、あと一年もしないうちに社会のことを全く知らない自分が成人するのが怖いです。大人の世界に飛び込むことが怖くて仕方ないです。えーどうすればいいのかわかりません。シゲ部長、私はどうすればいいでしょうか。
すごい、すごい悩んでるね。いやー、、んーー思うこともよくわかる。18歳僕は全く同じ経験してないから、そのーこの方の同じ気持ちにはなれないかもしれないけれど、あのー二十歳の誕生日に成人ですって意識が芽生えるかっていうと、たぶんそれはなくて。もっと言えば30になっても僕はないし、33、4になってもないから。大人の世界に飛び込むっていうより、大人の世界が迫ってくるだけで、大人の世界っておもっているものが迫ってくるだけで、正直何も変わらないと思うんですよ、個人的にね。取り巻く状況がね。うん。何が怖いのかなって思うけど、社会を全然知らないってところからいくと、社会なんて、一生わからないと思うんだよね。だってさー、よく思うんですけど社会とかそういうものって、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ絡まった毛玉みたいなもんだと思ってるんだよね、糸が。で、いろんなところから糸がバーッてきて絡まって、ほどくってことが理解ならば、ほどけないんだよ。理解の解って書いて解くって読むんだけどさ。あのー無理なんだと思うんだけど、それでもジーっと見てるとあの辺が繋がっている、あの糸があの糸っていうことがわかる。そういうことが社会を知るってことだと思う。全部理解するのは無理だと思う、人と人とか、生きている人だけじゃなくて、歴史とか思惑とか、組織とか、脈々と受け継がれた人の数だけあるんだから、もう無数の、無限の、天文学的数字だけ人の思惑があって、出来上がっているのが社会だから、無理だと思う、社会を知るということは、そもそも。でも、それをあきらめてしまうと、結局損するのは自分なんだよね。これ、ドラゴン桜みたいになっちゃうけど、なんか、そう、社会を少しでも知るためにこの一部の紐だけでも、1本でも2本でも少しだけでもほどこうとする気持ちが社会を理解するってことに繋がっているんだよ。多少ね。だから、そこに気づけることが、年を重ねてからだと解いていく時間がないんだけど、若いうちにそれに気づけたことがとても素晴らしいと思うし、あのーあれですよ、こう考えればいいんですよ。早く大人になっちゃったんじゃなくて、大人を勉強する時間が増えた。ってことを考えたらすごくいいんじゃないかと思う。なんかね、何なら少し羨ましいですよ、そうね。まだ二十歳って思ってたのに突然大人にさせられるって思いはわからなくはないんですけど、それはある意味ポジティブに捉えていけばいいんじゃないかなって。うん、うん、大人を知る、社会を知るって、いろんな側面があると思うんですけど。そういうことは最近思いますよ、知れば知るほど許せないものには許せないし、人に優しくなることもできるし、僕の場合はそれが作家活動に生きていくこともあるんですけどね。えー、なので、あまり気負わずにね。はい、楽しく大人を過ごしていただければと思います。